まえがき


2007年の年頭に出版した旧著『正しい愛と性と健康法』は、私が2003年に出版した『統一倫理学講座・第2巻』の改訂と増補すべき内容を中心として、質問に答える対話形式で出版しました。また旧著は、全ての日本の祝福家庭を対象とした「天一国祝福家庭の新しい出発特別修練会」が2007年2月まで天宙清平修錬苑で開催されることが、2006年の晩秋に急に決定されましたので、韓国に来られる日本人祝福家庭の皆様が購入することができるように、不充分な部分がまだ多く残されていましたが、出版予定を急遽早めて、急いで出版することにしました。

今回出版する本書は、『統一倫理学講座・第2巻』に既に収録出版されているので重復を避けるという理由だけで、旧著『正しい愛と性と健康法』の中では省略されてしまった「愛と性」に関連する重要な御言や内容も、読者の皆様の要望にお応えして、選択的に再度収録することにしました。『統一倫理学講座・第2巻』が、日本国内の書店では販売されていませんので、入手しにくい読者の方々がおられることを考慮しました。事実、最近『正しい愛と性と健康法』の読者の方々から寄せられた質問の中には、「私の詳細な答えは、『統一倫理学講座・第2巻』に記載されています」と答えることができる質問も目につくようになりました。

2009年の年頭に出版された英語版のTrue Love, Sex, and Healthは、日本語版『統一倫理学講座・第2巻』に既に収録されている御言や内容も、出版近くになって、部分的に追加翻訳して出版することにしました。『統一倫理学講座・第2巻』は、まだ英語では出版されていません。そして、英語で出版するかどうかも分からない状況ですので、英語圏の読者の皆様の便宜を図ることにしました。

その結果もあって、英語版は日本語版よりも約30パーセント以上、内容が増加しましたが、世界中の祝福家庭の皆様方から一層の感謝と好評を得ることができました。そして、日本語版と英語版の『愛と性と健康法』の本の出版企画についてもう一度再考させられ、日本語版『統一倫理学講座・第2巻』を通して既に出版した御言や内容も、生活に役に立つ内容は、重復を避けようとしないで、最初からもっと本格的に日本語版と英語版の『愛と性と健康法』の本の中に収録すれば良かったと、現在では考えるようになりました。

そのような反省を踏まえて、今回出版する本書は、『正しい愛と性と健康法』の改訂増補版の性格を持っていますが、『統一倫理学講座・第2巻』に既に収録されている御言や内容も、幸福な夫婦になるために役立つと思われる重要な御言や内容は、前回のように重複を意図的に避けて省略することをしないで、積極的に収録することにしました。ですから今まで私の著書の中では、日本語では一度も出版されていない全く新しい内容を追加しただけでなく、2003年に出版した『統一倫理学講座・第2巻』の中で既に掲載した内容をも、選択的に再度、関連する質問に対する答えの中で紹介することにしました。

本書に収録されている全部で186の質問の中で「*」マークが付いている合計で62項目の質問は、旧著『正しい愛と性と健康法』には存在しないで、本書に新しく追加増補されて掲載されている質問です。しかし、「*」マークが付いている質問に対する答えの中には、『統一倫理学講座・第2巻』に既に掲載されている内容も含まれています。また、以前と同一の質問で、マークが何も付いていない124の質問に関しても、答えの部分だけを改訂増補したケースも多くあります。その結果、量的には旧著『正しい愛と性と健康法』よりも約50パーセント増えることになりました。しかし、旧著よりも、一層実際の生活に役に立ち、感謝していただける本になったことを確信しています。

私は、真の父母様の御言と生活習慣を学ぶことを通して、改めて「反復」することの重要性を最近、より深く実感するようになりました。キリスト教の新約聖書の「福音書」も反復されていますが、2009年11月現在の『平和神経』に収録されている全部で17の平和メッセージも、反復されている部分が少なくありません。そして、17の平和メッセージを反復して訓読するようにという真の父母様の指示が出されています。

2008年の末にも「安侍日(アンシイル)に家庭盟誓を唱和した時には、敬礼式の一部として、これからは、『家庭盟誓の意義とその価値』(平和メッセージ14)を必ず毎回訓読するようにしなさい」という反復に関連する訓示が出されています。私たちが御言を人格化して体恤するためには、御言を繰り返し反復して訓読し、反復して実践することを通して、御言が生活習慣として定着し、御言の人格化が初めて可能になることを強く自覚するようになりました。

最高に幸福な夫婦となるために、真の父母様の御言を誠実に実践する夫婦となり、「神様が願われているように夫婦の生活習慣を変革すること」が、本書の重要課題であると言っても間違いではありません。「このように真の愛を実践して幸福に生活しなさい」と教えて下さっている真の父母様の御言を繰り返し繰り返し反復して訓読すれば、私自身の体験から言っても、真の祝福家庭であれば、「では、やはり試しに、御言通りに実践して見ようか」という、「生活習慣の変革」への動機と意欲が自然に湧いて来るはずです。

ですから、簡潔性を重視した旧著『正しい愛と性と健康法』とは異なり、本書では同じ主旨の御言であっても、表現が異なれば、くどくならない程度に2-3回繰り返し反復して紹介することにしました。

主として2006年に著述して、2007年の年頭に出版された旧著は、2006年6月に完成した清平湖畔の「天正宮」を記念して、「正」の字を頂いて、『正しい愛と性と健康法』という書名にしました。

今回の本書は、旧著の改訂増補版の性格を持っていますが、簡単な増補ではなく約50パーセント増加した本格的な増補版です。それゆえ、旧著との混同を避けると同時に、旧著との共通性と連続性をも認識できるように、書籍名を少しだけ変えることにしました。新しい書名は、「正しい愛」の代わりに、「真の愛」を用いると同時に、単なる「性」を「絶対『性』」に代えて、『真の愛と絶対「性」と健康法』を採択しました。

「絶対『性』」に代えた理由は、今年2009年の年頭標語である「天地父母天宙安息圈、絶対性、真の愛・真の生命・真の血統権・勝利宣布時代」の宣布を見ても分かるように、真の父母様が最近、「絶対『性』」の重要性を特に強調しておられるからです。本書の題名と内容は、2009年1月2日の愛勝日の朝に天正宮において、私の今年の使命として悟らされたものです。

本書のもう一つの新しい点は、健康法と医学に関連する分野に関しては、正確性と信頼度を高めるために、清心神学大学院の姉妹機関である清心国際病院の家庭医学科長で、私と妻の主治医でもある則久洋子(のりひさ・ようこ)医学博士に相談役としてアドバイスしていただきました。読者の皆様方には、以前よりも安心して一生懸命に実践していただけるようになったことを確信しています。

本書は、旧著の初版第2刷からの伝統を相続して、最後の部分に付録として、索引の代わりに、本書の詳細な目次、即ち、本書の全ての質問とそれらの頁番号を収録してあります。旧著を既に読まれた読者の皆様は、付録の質問に目を通されて、「*」が付いている新しい62項目の質問の中で、個人的に関心のある質問に対する答えの頁だけを拾い読みすることもできます。

私たちが幸福に生活するためには、家庭の日常生活において「真の愛」と「絶対『性』」と「健康法」を実践することが、絶対に必要です。本書は、神様を中心とした後天時代の「真の愛と絶対『性』と健康法」の実践に関して、皆様の理解を深め、実生活に役立つことを願って作成致しました。皆様が真の愛を実践されると同時に、健康を回復・維持・増進されて、最高に幸福な天一国生活をなされるために、本書が少しでも役に立つことを心から祈願致します。

 

  2009年12月12日  増田善彦

天正宮の麓・清平湖畔の清心神学大学院にて

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