<質問*卒中を防ぐためには、アスピリンを服用するのが良いという話を聞いたことがあります。卒中を予防するために、あるいは、卒中の再を防ぐためには、アスピリンの服用は良い果があるのでしょうか?田先生も卒中で1999年に倒れて、2週間入院されたと聞きましたが、どのようにして再を防いでこられたのですか?

 <答え>脳卒中には、大別すると二つのタイプがあります。一つのタイプは、脳硬塞と呼ばれるタイプです。血液中の悪玉コレストロールであるLDLコレストロール値が高いと、脳血管の壁にコレストロ-ルが付着して、血管の一部分が段々と細くなり、遂には血管が塞がってしまいます。首の脛動脈などの他の動脈の壁に付着して生じた血栓が脳血管に流れて行き、脳血管を塞いでしまう場合もあります。そうなると、酸素を十分に受け取ることができなくなった脳細胞は、死んでしまいます。その結果、脳の機能に障害が起こり、半身不随や言語障害が起こります。

もう一つのタイプは、高血圧に起因する脳出血のタイプです。血圧が正常以上に高くなると、脳血管にも異常に高い圧力が加わることになります。その結果、脳血管の弱い部分が破裂して、脳の内部に出血することになります。脳の内部に出血した血液の圧力によって、脳の機能に障害が起こります。また、大量に出血すれば、脳細胞に酸素を供給する血液が到達しなくなるので、やはり脳細胞は死んでしまいます。その結果、脳硬塞と同様に、脳の機能に障害が起こり、半身不随や言語障害が起こることになります。

アスピリンを毎日服用すれば良い効果あると言われているのは、最初のタイプの脳卒中、即ち、脳硬塞の場合だけです。私の場合は、二番目の高血圧に起因する脳出血のタイプでした。アスピリンを飲めば、血液がサラサラになり、流れやすくなりますが、出血もしやくなります。ですから、アスピリンを飲んではいけないと、担当医から忠告を受けました。高血圧の場合は、アスピリンを飲むと、逆に一層出血しやすくなると注意されました。

脳卒中の発生や再発を予防するためには、どちらのタイプにしても、適度な運動と食事の改善が一番大切です。適度な運動を忠実に実践し、食事を改善すれば、肥満を防止することもできます。特に二番目の高血圧タイプの脳卒中を防ぐためには、正常な血圧の維持がとても重要です。そのためには、適切な運動と食事の改善を通して肥満を防ぎ、必要であれば血圧降下薬を毎日飲んで、血圧を正常値の圏内に常に維持しておくことが大事です。また、けんかをして感情的な激論をしたりすると、血圧が急上昇します。ですから、常に愛と赦しと平和な心を持ち、ストレスの少ない生活をすることが大切です。

卒中は、一度倒れた10名中の4名は、5年以に再度、卒中の再で倒れているという統計が出ています。そのように再発する可能性が非常に高く、再発した場合には、昇華するか、半身不随や言語障害になる可能性が非常に高いので、大変に恐ろしい病気が、脳卒中です。ですから、脳卒中で一度倒れた人は、今までの生活スタイルを革命的に大きく変えないと、必ず早く昇華することになるか、半身不随などの不幸に陥ることになります。

しかし、私の主治医は、1999年に私が脳内出血で倒れた時に、「これから、高血圧の薬をきちんと毎日飲んで、生活スタイルを大きく変えて、適度な運動を必ずして、食事にも注意をして、平和な心でストレスのない生活をすれば、反って今回病気で倒れなかった場合よりも、長生きをすることができるでしょう。」と希望的なアドバイスをしてくれました。ですから、医者のアドバイスにあるように、悲観的になることなく、生活スタイルの大革命をして、熱心に健康管理をすれば、以前よりも一層健康になり、地上で幸福な生活を長く送ることも可能であることを確信しています。

脳卒中の再発を防ぐための健康管理で一番重要なことは、熱心に運動をすることです。妻が胃癌の手術をして闘病生活を始める前は、私は平日には、山林浴ウォーキングを毎日40-50分間していました。週末の土日には、山林浴を可能であれば1時間以上していました。任導淳(イン・ドスン)会長が、2006年12月の「新しい出発のための修錬会」で話して下さったように、「運動をすれば、運が動いてます。天運が動いてます。そして、健康になり、幸福になります。」運動をしなければ、天運が逃げて行き、病気になり、不幸になります。

私の周囲を長年見て来たので分かることですが、脳卒中で一度倒れた人は、信仰の有無に関係なく、本当に熱心に運動をして、生活習慣の大変革をしないと、半身不随や言語障害の大不幸が、すぐ近くで間違いなく待っています。生活習慣の大変革を必ずして、健康で幸福な生活をすることは、神様の責任ではなく、私たち自身の責任です。




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