<質問*>避妊にする質問です。どうしても避妊しなければならない場合には、ピルよりもコンドムを使用する方が、より望ましいのでしょうか?

<答え>既に紹介したように、祝福家庭の公式見解を収録した『伝統』の本には避妊に関して、「神的には、統一教会は、祝福による結婚にする限り出産を目的としなくとも、夫婦係を神聖であると考えます。しかし、人工的受胎調節に成するものではありません。」と記されています。そして「祝福カップルは健康上の問題などの特別な況においては、最も自然な受胎調節を用いるようにとすすめられています。と記されています。

ですから、正確に言えば、ピルもコンドームも、どちらとも「人工的受胎調節」ですので、どちらとも望ましいとは言えません。どちらの方が、「より望ましくない」のでしょうかと、言う方が正確です。祝福家庭は、健康問題などでどうしても避妊する必要がある時には、「より望ましくない避妊方法」は避けて、「より自然な受胎調節方法」を選択することが勧められています。

個人的な見解としては、祝福家庭の新婚の若くて健康な女性で、絶対に避妊することが必要で、コンドームか経口避妊薬(ピル)の二つの中で、どちらか一つを選択して使用しなければならないのであれば、コンドームの方が「より望ましくない」と判断しますので、経口避妊薬(ピル)の使用をお勧めします。既に紹介したように、祝福を受けた夫婦が、夫婦の性器間に人工的な障壁を作ることになるコンドームやペッサリーを使用して愛し合うことを、神様は大変嫌われていると、大母様が教えて下さっています。

私の見解では、夫婦の性器の間に人工的な障壁を作り、密着感と神様への感謝を低下させることになるコンドームを使用するよりも、性感を減少させることが全くない経口避妊薬(ピル)を使用する方が、より自然な避妊方法です。祝福を受けた夫婦の結合した生殖器に神様が臨在される場合に、コンドームは障害になりますが、経口避妊薬(ピル)は障害にならないからです。

精子殺虫剤が入っている避妊ゼリーは、精子に強い害を与えます。ですから、避妊ゼリーを使用して、万一、妊娠した場合には、奇形児や病弱兒が生れる可能性があると報告されています。ですから、避妊ゼリーの使用は、絶対に避けなければなりません。

しかし、女性が経口避妊薬(ピル)を使用しても、精子に害を与えることは、全くありません。医者の処方箋に従って、ほとんど毎日飲む必要がありますが、忘れずに医者の指示通りに飲めば、避妊の確率は、99.9%という、ほぼ完璧な避妊の確率があります。未来の胎児に対する安全性に関しては、欧米で数千万人の女性が経口避妊薬(ピル)を30年以上使用してきた結果から検証されています。

しかし、経口避妊薬(ピル)が、極めて少数ではありますが、女性の健康に、乳癌や血栓症のような悪い影響を与えることも報告されています。医学的には、経口避妊薬(ピル)の使用は、タバコを喫煙する30代後半以上の年齢の女性や、母親や姉妹に乳癌や血栓症の発病者がいる場合には、遺伝子の関係もあって、健康に悪い影響を与えることになる可能性が強くなるので、許可すべきではないとされています。

避妊方法として、女性は女性ホルモンのエストロゲンを経口避妊薬としてではなく、貼り薬のトクホンのようにパッチとして皮膚を通して吸収することも最近では可能になりました。しかしながら、避妊用のホルモン・パッチ(例:Ortho-Evra)を使用することは、私は推薦してはいません。

なぜかというと、パッチを使用する女性の中には、各人の皮膚の状況の違いなどの影響で、経口避妊薬を使用する女性よりも、60%も多い量のエストロゲンを吸収することになる女性もいるという研究結果が報道されています。その結果として、最近の研究によると、ホルモン・パッチを使用する場合には、血栓や苦痛を伴う他の副作用が起こる確率が、通常の経口避妊薬を使用する場合よりも約2倍高くなることが検証されています。

ですから、米国では政府に対して、避妊用のホルモン・パッチの生産と販売の許可を取り消すことを請願する運動も最近起こっています。しかし、政府はホルモン・パッチによる危険な血栓発生率は、1年間に1万人のホルモン・パッチを使用する女性たちの中で3-5人程度で、危険性は比較的に低いと発表しています。それでもやはり、ホルモン・パッチではなく、通常の経口避妊薬を使用すれば、危険な血栓発生の可能性を半分に減らすことができます。

さらに、祝福婦人が通常の避妊薬としては絶対に使用すべきではない他の種類の経口避妊薬についても参考のために言及しておきます。経口避妊薬の中でもアフターピル(morning after pill)と呼ばれる、性行為の直後に飲んで妊娠を妨げる緊急避妊用ピルは、排卵の時期を遅らせる機能と受精卵の着床を妨げる機能を持つ非常に強力な高容量ホルモン剤です。それゆえ、副作用がとても強いことが検証されています。米国では、「プランB(Plan B)」という商品名で、2006年8月からは18才以上の女性に対しては、処方箋なしに薬局で販売されるようになりました。

アフターピルとしての「プランB」は、性行為をしてから72時間以内に飲んだ場合には、89%の確率で妊娠を避けることができたと検証されています。しかし、受精卵の着床を防ぐということは、受精卵が生存して成長する道を塞ぐということですから、一種の堕胎行為であると見ることもできます。ですから、「プランB」のようなアフターピルの販売は、妊娠中絶に強く反対するグループからは、堕胎行為を簡便化する行為として、現在でも激しく反対されています。

アフターピルは、女性が強姦された場合のような、特別な緊急の場合だけに限定して使用することが勧められています。そのような願わない性行為の直後に妊娠を防ぐために飲むアフターピルを、祝福夫婦が平常時の避妊用として使用することは、絶対に避けないといけません。

また、子宮に着床した受精卵が生存できないようにして、妊娠5-9週の妊娠初期の胎児を殺す機能を持つ人工中絶ピルもあります。米国では、「RU-486」と呼ばれています。明確に妊娠が判明した後に人工中絶ピルを飲んで、堕胎するということは、妊娠中絶手術を受けることと同じです。ですから、避妊の手段として、妊娠中絶手術を受けることは、絶対に避けるべきであるのと同様に、避妊の手段として、人工中絶ピル(RU-486)を飲むことは絶対に避けるべきです。

若い健康な新婚夫婦で、性行為の頻度が多い場合には、コンドームを使用して避妊すると、費用も高くなります。しかし、低容量ホルモンが含まれている経口避妊薬(ピル)を使用する場合は、ほとんど毎日飲む必要がありますが、どのように頻繁に愛し合っても、確実な避妊効果に変わりがなく、経費も一定しています。また、妊娠したい場合には、ピルの使用を止めれば、約3ヶ月で正常に妊娠できるようになるとされています。ですから、経口避妊薬(ピル)は、この世では若い健康な新婚夫婦に対して勧められている避妊法です。経口避妊薬(ピル)を使用する場合は、医者による健康診断と処方箋が必要です。

30代後半以上の女性が、経口避妊薬(ピル)を使用することは、年令の増加と伴に、健康への悪影響が増加しますので、できるだけ避ける方が望ましいとされています。30代後半になり、自分の家庭に必要なだけの子女の数を既に出産したのであれば、経口避妊薬(ピル)を使用するよりも、基礎体温法と子宮頸部の粘液観察法を併用するような、より一層自然な避妊方法を用いると同時に、万一妊娠した場合には、養子にあげることにする方が、私がお勧めする、より一層望ましい選択です。

さらに、若くて健康な女性であっても、経口避妊薬(ピル)の使用期間は、最大限1年間以内にして、できるだけ最小限の期間に制限する方が健康のためには望ましいと言えます。




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