<質問>避妊にする質問です。韓人の教会長から、口避妊、いわゆる、ピルを使用して避妊をすることをめられたのですが、ピルを使用して避妊することは、祝福家庭には許されているのでしょうか?

<答え>韓国人の教会長がピル(経口避妊薬)の使用を勧めたのは、韓国の『世界日報』の避妊方法に関する特集記事を読んだ影響かも知れません。韓国の『世界日報』の避妊に関する特集記事では、韓国の産婦人科の専門医の解説を引用して、若い健康な新婚夫婦に一番適した避妊方法としては、ピル(経口避妊薬)の使用が強く勧められています。ピルを毎日飲んでいれば、どんなに頻繁に性行為をしても、確実な避妊効果があるからです。

そのように、経口避妊薬、通称「ピル」は、避妊を望む女性の健康への安全性と避妊の確実性の観点から見て、若くて健康な夫婦にとって、一番理想的な避妊法として、この世では世界中の多くの専門医が勧めています。夫婦生活に関する世界的に有名なカウンセラーで、米国キリスト教の保守的福音派に属するラヘイエ牧師夫妻も、比較的に安全で確実性の非常に高い避妊法として、福音派のキリスト教信徒夫婦たちに対して、避妊法としては経口避妊薬(ピル)の使用を強く勧めています。

ラヘイエ牧師夫妻が実施した、米国の福音派のキリスト教信徒夫婦たちを対象とした調査でも、一番多く利用されている避妊方法は、経口避妊薬です。彼らの調査結果では、妻たちの37%と、夫たちの38%が、一番好きな避妊方法として選択しています。この調査結果は、コンドームやペッサリーを愛用する夫婦の割合の約3倍に該当しています。 経口避妊薬は、頻繁に性行為を持つ可能性が高いけれども、妊娠を絶対に望まない若い健康な新婚の夫婦に対して、この世では強く勧められている避妊方法です。

2002年現在では、米国の1,160万人の女性が経口避妊薬を服用中であり、米国で一番多く使用されている避妊方法となっていると、米国政府の疫病防止センター(CDCP)が報告しています。また、2009年1月に発表された学術論文の研究結果によると、米国では約80%の成人女性が、今までに一度は経口避妊薬を使用した経験があると述べています。

悪い副作用が比較的に少なく、逆に副次的にいろいろな良い効果(副効用)もあることが、欧米における数千万人の女性たちが30年間以上、使用した結果を通して明確になっています。良い効果としては、ほぼ完璧な避妊効果を始めとして、月経に関連した副効用として、月経異常の減少、生理不順、過多月経の改善、鉄欠乏性貧血の減少、月経困難症の減少などが指摘されています。また、長期服用による副効用としては、子宮外妊娠の減少、良性乳房疾患の減少、骨盤内感染症の減少、良性卵巣嚢腫の減少、卵巣癌の減少、子宮体癌の減少が挙げられています。

卵巣癌は、診断後5年以上延命できる人は、わずかに45%だけであると報告されているように、とても恐ろしい癌です。しかし、卵巣癌に関しては、経口避妊薬を5年間服用した場合には、服用を止めた後でもその効用は継続するので、卵巣癌になる確率を実に60%減らすことができると検証されています。ですから、現在では更年期の女性に対しても、遺伝的に卵巣癌を発病する確率が高い女性に対しては、経口避妊薬を卵巣癌の予防のために処方することも許可されていると報道されています。

しかし、経口避妊薬は、確率としては非常に小さいですが、危険な副作用も報告されています。ピル服用の危険性(副作用)としては、発生頻度への影響を紹介すると、血栓症は3-4倍のリスク、心血管障害は2-5倍のリスク、脳血管障害(脳卒中)は2-3倍のリスク、乳癌は1.24倍のリスク、子宮頸部癌は1.3-2.1倍のリスク、良性肝腫瘍は10万人当たり3.4人のリスクと報告されています。心筋梗塞、脳卒中は喫煙の影響が大きく、喫煙者がピルを服用すると発生頻度が相乗的に増加するため、35才以上で1日に15本以上の喫煙者には、ピルを投与してはならないとされています。

その他の望ましくない副作用としては、性欲や性的興奮度の減退、愛液の分泌の減少などの性機能に対する影響が指摘されています。ピルを服用しなければホルモンの関係で排卵期には自然に高まる女性の性欲の高潮現象が、ピルを飲めば、排卵が防止されてしまうので、その影響で女性の性的な欲求の高まりも弱くなってしまうと言うことができます。

出産直後に直ぐに妊娠して、連続して出産することは、母体の健康に害があります。ですから、ヨーロッパの国々では、出産した若い女性に対しては、連続妊娠を避けるために、夫婦の性生活を再び開始することに関して、許可を与える時には、同時に医者が経口避妊薬のピルを処方するのが一般化していると聞いています。

一方、日本では、売春行為をする風俗業の女性などが、避妊法としてピルを使用する女性たちが増えると、コンドームの使用が減少して、性感染症が蔓延するのではないかと恐れられていました。日本社会でピルの処方と販売に対する許可が長年下りなかった背景には、世界最高の品質水準を誇る日本のコンドーム製造業界がピルの解禁に反対して政府に強く働きかけてきた影響もあるようです。その結果、欧米の国々と違い、日本の政府は、長い間、ピルの製造や販売を禁止してきました。 しかし、日本でも安全性のより高い低容量ピルの処方と販売が1999年から認可されるようになりました。

欧米では、新婚時代や頻繁に性関係を持つ若い健康な夫婦に対しては、一番最適な避妊方法としては、ピルが勧められています。飲んでいる限り、いつ、どこで、毎日何回、愛し合っても、確実な避妊効果があるからです。また、手術による避妊方法と違い、妊娠を望むときには、避妊薬の服用を停止すれば、約3ヶ月経過すれば妊娠機能が回復するからです。

教会の公式見解が記録されている韓国語の『伝統』の本には、真の父母様が「祝福家庭は産制限してはならない」と強調されたことが紹介されています。しかし、健康上の問題などで、どうしても出産が困難な状況においては、できるだけ自然な避妊方法を用いて、避妊することが勧められています。

個人的には、健康な子女を生むことができる夫婦の皆様方に対しては、私は避妊・産児制限を勧めたくはありません。経済上の理由で、出産が難しいのであれば、「次に妊娠したときには、養子として天に捧げます」と、家庭局に早めに報告することが一番望ましいと思います。養子縁組を妊娠前あるいは妊娠初期に行えば、出産経費は養子を授かる夫婦が全額負担することになっていますから、少しも経済的な負担にはなりません。しかしながら、女性の健康上の理由などで、妊娠と出産をすることが難しくて、避妊することが、どうしても必要であれば、より自然で、より確実な避妊方法を選択することが、望ましく、賢いと言えます。

若い新婚夫婦が避妊・産児制限することに対しては、私は他の年齢層の夫婦たちに対するよりもやや同情的です。なぜかというと、夫婦の愛の結晶である子女たちの中でも最初の子女は、新婚夫婦にとっては、とても貴重であり感動的な存在です。ですから、夫婦のそのように貴重な最初の愛の結晶を、養子として他の夫婦にあげてしまうことは、夫婦の癒すことが難しい心の傷になるので望ましくないとされているからです。また若い新婚夫婦は、新婚当初、避妊をしても、妊娠して出産する機会はたくさんあります。

より自然で、より確実な避妊方法については、経口避妊薬は、夫婦の性器の間に人工的な障壁を作るコンドームやペッサリーを使用するよりも、より自然に愛し合うことができると同時に、より確実な避妊法です。夫婦の接触する生殖器の間に、何らの人工的な障壁を作らないからです。そのように経口避妊薬を用いれば、夫婦の生殖器の粘膜が直接に接するので、避妊しない時に比べても、愛し合う際の密着感や性的感度には何も変化がありません。祝福を受けた夫婦の結合した生殖器は、神様が降臨される至聖所であるという御言がありますが、神様が至聖所に臨在される際に、コンドームは障害になりますが、経口避妊薬は障害にならないということです。

しかし、タバコを吸わなくても、心血管障害や乳癌など健康に問題がある女性には、ピルは禁止されています。経口避妊薬を使用するためには、健康であることを確認する医者の診断と処方箋が必要です。個人的見解としては、欧米の多くの女性たちの30年以上の使用経験を基に、若くて健康な女性は1年以内の短期間であれば、ピルを使用しても問題がないと思います。

しかし、若くて健康な女性でも、やはりその使用期間については、絶対に避妊することが必要な最小限の期間だけに限定することが望ましいことは言うまでもありません。健康問題などで、どうしも避妊しなければならない場合に、祝福家庭がピルを使用して避妊することは、最後の手段として許されていますが、勧められている行為ではありません。ピルに関心がある人は、産婦人科医に相談してみてください。

ラヘイエ牧師夫妻のように保守的な福音派の牧師たちを含めて、プロテスタント系のキリスト教会に属する性生活カウンセラーたちは、比較的に安全で、非常に確実性の高い避妊方法として、避妊を必要とする若くて健康な夫婦に対しては、ピル(経口避妊薬)の使用を強く勧めています。その結果もあると思いますが、米国などの欧米先進国では、避妊方法としては、圧倒的にピル(経口避妊薬)が愛用されています。ドイツでは成人女性の60%近くが、避妊方法としてピルを利用していると報道されています。

しかし、繰り返しになりますが、どうしても避妊が必要な場合に、祝福家庭がピルを使用して避妊することは、勧められている行為ではありませんが、最後の手段として許されていると言うのが適切だと思います。若い夫婦に対して、私が勧める一番自然で理想的な避妊方法は、女性の基礎体温の計測と「子宮頸部の粘液観察法」を適用して、排卵期を察知して、排卵期には挿入を避けて愛し合う方法です。北ヨーロッパの女性たちを対象とした研究調査によると、この避妊方法を適用した場合には、ピル(経口避妊薬)の避妊成功率とほぼ変わらない、99.6%の避妊成功率であったと報告されています。

若い新婚夫婦の場合には、もしも避妊の努力をしても、妊娠してしまったのであれば、自分達の最初の子女は、神様からの貴重な授かり物として、どのような困難があっても責任を持って出産し育てるべきです。もしも避妊の努力をしても、妊娠した場合には最初の子女であっても、絶対に自分達の子女として育てることができない環境であれば、最初の子女を育てることができる時まで、家庭出発や挿入をして愛し合うことは遅らせるべきだと思います。




coded by nessus