<質問*>日光浴をすることは、健康に良いのでしょうか、いのでしょうか?

<答え>白人などのようにメラニン色素が少なく、肌の色の白い人は、強い太陽の光をたくさん浴び過ぎると、紫外線の影響で皮膚癌になりやすいとされています。ですから、肌の色の比較的に白い人は、よく晴れた春や夏に野外で太陽の光を長い時間、浴びるようになる時には、日焼けをしないように、前もって日除け用の帽子を準備したり、長袖のシャツを着用したり、日焼け止めのクリームを塗るなどして、特に注意する必要があります。

強い太陽の光をたくさん浴びることは、早くシワやシミを生じさせることになり、長期的な皮膚の健康にも害があると報告されています。肌の健康と手入れに関心がある女性は、強い太陽の光を浴び過ぎないように、充分な配慮が必要です。

しかし、太陽の光を適度に浴びることは、体内におけるビタミンDの生成を促進するので、健康維持に良い効果があります。適度な太陽の光の量は、温帯地域の春秋では1日10-20分、週3回程度とされています。ビタミンDは、カルシウムの体内への吸収を促進して、骨を丈夫にします。また、ビタミンDには癌細胞の成長を抑制し、癌の発病や再発を予防する効果があることも、最近検証されています。

日照量と癌の関係を調査するために、日照量の少ない北ヨーロッパの国々の癌発病率と、日照量の比較的に多い南ヨーロッパの国々の癌発病率を比較する研究がなされています。その結果は、大腸癌にしても、乳癌にしても、日照量の少ない北の方に位置する国々では、癌の発病率が、太陽の光が比較的に豊かな南の方に位置する国々の癌発病率に比べて、約2倍近くになっていることが報告されています。これは太陽の光を浴びることによって、体内に生成されるビタミンDの癌抑制効果の影響が大きいと推測されています。

ですから、太陽の光の弱い寒帯・亜寒帯地域や、温帯地域であっても冬の季節には、健康のためには、意識して毎日10-20分程度、日光浴をすることが良いとされています。




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