<質問*>「私たち人間が病気から根本的に解放されるためには、神様との本然の関係を回復して、私たち自身の堕落性本性や霊的讒訴条件を取り除くことが必要である」と聞きました。私たち自身が堕落性本性や霊的讒訴条件を取り除いて、堕落世界から創造本然の世界に完全に復帰されれば、人間の病気は完全に無くなるのでしょうか?

<答え>病気から根本的に解放されるためには、病気の根本原因の究明が必要です。李相軒(イ・サンホン)先生が霊界から送って下さったメッセージの中で、私たち人間の病気の根本原因に関する部分を『霊界の実相と地上生活』から引用して紹介します。

 

 地上で病気にかかり、ひどく苦労するのは誰のせいだと思いますか。罪ゆえに生じた病気は数えきれないほどありますが、私たちは、その病気は私たちの誤った生活とは関係がないと思い、放置して生きているのです。このような病気は、ルーシェルが私たちにもたらした大変な遺産なのです。(1999年2月24日)

 

 ルーシェルは、エデンの園で神様のもとを離れ、天道から離脱したがゆえに、神様の属性ではない罪悪から生じた不安、恐怖、憎しみ、ねたみ、嫉妬、欲心といったものにとらわれて生きてきました。神様の本性は、愛、平和、幸福、善といったものです。神様は、このような属性を人間に授けようとされました。

 しかし、人間の本性の中には神様の属性よりも悪の要素が受け継がれ、長い歳月が流れてきたのです。……

 ……それゆえルーシェルの心は常にねたみ、嫉妬、欲心といったものに占められるしかなかったのです。そしてこのようなルーシェルの属性、そしてその行跡と結果が人間に受け継がれ、人間の生活の領域すべてに致命的な打撃を与え、それが人間の疾病(しっぺい)となったのです。人間の心に平和と幸福と愛が満ちれば、心が安らかになり病気が生じることはありません。今日、現代人が患う大部分の病はルーシェルから受け継いだ罪に起因するものです。ところで時がたつにつれて、その病魔の位置が少しずつ大きくなり、その様態も深刻なものとなってきたのです。そうして現代医学は、病気の根本原因をほとんど治療できずに、その病気の結果だけを見て治療するのに渾身の力を尽くしています。これが現代医学の実情なのです。

 それではルーシェルが犯した病気を、いかにして治療すべきでしょうか。今日の病気の大部分は、罪を中心としてできたものです。したがって病気を治療するときは、その病気とかかわった罪の根をまず抜いてしまわなければならないのです。『原理講論』の堕落論で明らかにされているように、罪の根は人間の不倫の愛です。これが人間個々人に、その様式を異にして現れるのです。

 例えば、「肝臓ガン」という病名は現代医学がつけたものです。人それぞれに肝臓ガンになった原因は違うこともあるでしょう。タバコや酒で肝臓を酷使しすぎた場合や、相手を憎むあまり憎悪心が肝臓に支障をきたした場合などです。同じ肝臓ガンであっても、前者は、物理的な要因によって生じた病気であり、後者は、精神的要因によって生じた病気だといえます。前者は、酒とタバコを止めて休息を取ることによって治療できるでしょうし、後者は、相手を憎んだ心を悔い改めることによって治療できることでしょう。このように、その病気の治療方法は様々に分類することができます。

 しかし、前者にしても後者にしても、根本要因は一つです。それはルーシェルの属性からきたものです。それゆえ私たちが病気を治療する時には、目に見える病気の結果に先に頼るのではなく、その病気の根本要因を取り除くことに重点を置かなければなりません。言い換えれば、神様が下さった属性にまず依存すべきなのです。現代人が最も恐れるガンという病気も、その根本要因は人間始祖の過ちから始まったものなのです。

 したがって、愛、平和、幸福といった神様の属性を中心として、私たちは心から良く授け、良く受ければ、ルーシェルの属性は追放されることでしょう。ルーシェルの属性が何千年もの間流れて今日に至っているとしても、私たちが神様の属性を中心として生活すれば、ルーシェルは必ず手を上げて出てくるのです。一つの根本から二人の主人が生じました。主人ではないよそ者が主人に成りすましたという行跡は、今や歴史の前に審判を受け、すべての病魔は、ルーシェルの滅亡とともにこの地球上から永遠に追放されるべきです。(1999年2月25日)

 

 現代医学は神様の祝福です。したがって病気を治療するには、当然のこと医学に依存しなければなりません。ところがここで重要なことは、ルーシェル的根本要因の処理をしなければならないということです。「なぜこのような病気になったのか」という根本要因を探し出し、悔い改めるべきことがあれば悔い改め、正すべきところがあれば正さなければなりません。そうしてこそ、ルーシェルがその病気から離れるのです。(1999年2月27日)

 

 神様から愛の生素(生霊要素)を受けながら喜んで生きるべき人間が、生まれつき不完全な個体として不安と疾病をもって生まれたのです。言い換えれば、人間は生まれつき罪悪から出発したのです。人間はみな罪悪の血縁と関係しているので、常にルーシェルに侵犯され得る要因が形成されたのです。それゆえ人間は、全く予想もしていなかった病んだ姿になりました。すなわち、まず霊的に病気にかかり、次にルーシェルに侵犯されて肉体が病気になったのです。

 病気の70-80パーセントは、霊的要因によって生じたものです。そして病気の20-30パーセントは肉体の過労や環境の要因によって生じるのですが、そのような病気が人間を悲惨な状態に追い込むことはありません。

 それでは70-80パーセントの病気は何でしょうか。それは、ルーシェルと彼にそそのかされた手下たちが患わせる病気です。…

 しかし、ルーシェルとその一派に侵犯され続けると、その要素が肉体のある部分に密着します。すると、その部分の機能が麻痺して肉体が駄目になるのです。そうなると信仰は遠のき、肉体は病気になります。(1999年3月7日)

 

上に紹介したように、李相軒先生は霊界から送って下さったメッセージを通して、「病気の70-80パーセントは、霊的要因によって生じたものです。そして病気の20-30パーセントは肉体の過労や環境の要因によって生じるのです」と明らかにしています。ですから、私は李相軒先生のメッセージに同意して、現在の病気の20-30パーセントは、肉体の過労や環境の要因によって生じていますので、未来において、私たち自身が堕落性本性や霊的讒訴条件を取り除いても、継続して存在すると思います。

しかしながら、私たちが、ルーシェルの属性である不安、恐怖、憎しみ、ねたみ、嫉妬、欲心から解放されて、愛、平和、幸福といった神様の属性を持って生活すれば、深刻な病気にならないで、現在よりもはるかに長く地上で生きることができることを確信しています。

さらに大母様は「私たちの手の指と手のひらには、驚くほどの治癒能力が潜在しています。それゆえ、将来は、自分自身の体の少し悪くなった部分を、自分の手の指と手のひらで軽くたたいたり、マッサージするだけで治すことができる時代が来るでしょう」と話されています。ですから、完全に本然の世界が到来すれば、霊的要因によって生じた深刻な病気はなくなりますが、それ以外の疲れなどから生ずる20-30パーセントの残りの病気からも、比較的に簡単に自分自身で回復することができる時代になることを確信しています。

 

<参考書籍>




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