<質問>増田先生は、どのような理由で、いつ頃から「健康法」に関心を持つようになられたのですか?

 

<答え>私が健康法に、特別な関心をもつようになったのは、やはり自分が健康を失い、自分自身が昇華して霊界に行く可能性に直面するようになってからであると言っても良いと思います。

私は小学校時代に「健康優良兒」として、表彰を受けたこともあり、比較的に健康には大きな問題はありませんでした。しかし、1999年の9月に、韓国の鮮文大学で神学大学院の院長をしていた時に、総長を中心とした大学指導者たちが集まった会議中に高血圧による脳内出血で倒れて、2週間、病院に入院しなければなりませんでした。不幸中の幸いで、切れた脳の血管が、比較的に末端の血管であり、出血の量も少なかったので、手術をする必要もなく、大きな後遺症も残らずに、回復することができました。

私は、それまでの生涯で、何回か病気にはなりましたが、一度も病院に入院するような大病を経験したことはありませんでした。ですから、健康を当然なこととして軽視して、健康管理のために真剣に努力することが全くありませんでした。18才の時に統一教会に入教して以来、神様の御旨のために一生懸命に仕事に邁進してさえいれば、神様が大病や事故から自分自身を必ず守って下さると盲目的に信じていました。言い換えれば、健康維持においても、自分自身の責任分担が存在することを無視してきたと言うこともできます。

私は、脳内出血で倒れた時から最初の1週間は、平衡感覚を失い、真っ直ぐに立つことも、歩くこともできませんでした。また、脳内出血によって視神経が影響を受け、視力障害が起こり、両目で見ると、右目と左目の画像が一致しないで、見る全ての像が、二重に見えました。これから残された生涯を、車いすに乗り、両目では二重に見えるので、片目に眼帯をして生活をしなければならないのかと思うと、教授の仕事を継続できるかどうかも分からず、出口が有るのかどうかも分からない暗いトンネルの中を一人で歩いているような気持で、とても不安でした。

人や物の価値は、失ってみてこそ、初めてその価値が分かるようになると、良く聞きました。私も、健康を失ってみて、本当に健康の重要性を痛感するようになりました。幸いに、入院して一週間を過ぎた頃には、両足で立って歩けるようになり、両目で物を見ても画像がほぼ一致するようになりました。しかし、生涯で初めて入院生活を体験して、50代になれば健康管理をすることが、非常に大切であることを痛感するようになりました。

私の治療を担当した韓国人の神経外科の医師は、「これから高血圧の薬をきちんと毎日飲んで、生活スタイルを変えて、適度な運動を必ずして、食事にも注意をし、平和な心でストレスのない生活をすれば、反って今回病気で倒れなかった場合よりも、長生きをすることができるでしょう」と、希望的なアドバイスをして下さいました。それ以来、様々な病気の原因、健康な「生活スタイル」、望ましい運動、健康に良い食事、ストレスを防ぎ病気にならない「心の持ち方」等に、一層関心をもって研究し、自ら実践するようになりました。

そのような関心をもって、真の父母様の御言を読んでいると、健康の維持や増進に関しても、いろいろと指導して下さっていることを、強く自覚するようになりました。真のお父様は、健康の重要性に関して、「健康が第一です。健康が。」(1984年5月4日) と話されています。そして、1984年にダンベリーの獄中でも、一緒に獄中生活をされた神山威元会長に対して、健康管理の重要性を指摘されて、次のように話されています。

 

 自動車を長い年月使用するためには、管理が大切である。それと同じように自分の体を長く使用するため、健康管理が大切である。先生が興南の刑務所で生き残ることができたのも、健康管理をしたからだ。

 

そのように、健康管理に関連する真のお父様の御言もたくさんあります。

ご存じのように、大母様も病気の治癒や健康問題に関して、1995年から天宙清平修錬苑でいろいろと指導して下さっています。また、私自身が、新聞・雑誌・書籍類・インターネットのニュース等を見た時も、健康法に関する内容については、切り抜いたり、複写したり、印刷したりして、資料を収集するようになりました。本書で紹介する健康法の内容は、そのような御言や資料に基づいています。

振り返って見ると、高校三年生の時に東京大学に志願する数ヵ月前に、法学部(文1)ではなく、医学部(理3)に進学することを、真剣に考えたことがありました。入教前の

自分の幸福論は、周囲の家族や隣人や社会のできるだけ多くの人々に愛を注いで、多くの感謝を受けることができれば、それが幸福だという「愛と感謝の授受作用」を中心としていました。ですから、毎日多くの病人たちに愛を注ぐ医者になった方が、自分は多くの人々から感謝されて、もっと幸福になるのではないかと、真剣に考えたことがありました。今回は、健康法に関しても紹介することになりましたので、多くの読者の皆様方から感謝していただけるように、誠心誠意、努力したいと思います。

 

<参考書籍>
 




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